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東京メトロな休日

先週日曜日、予定がとんだので早起きして有意義な休日を過ごそうと美術館に行くことにした。

 

電車内の中吊りとかで見て、上野でやっている「古代ギリシャ展」にも行きたいと思っていたのだが、もうひとつ僕が興味をかき立てられていた美術展に行くことにした。

 

それは東京ステーションギャラリーで開催されている「12rooms 12artist」展だ。

 

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なんとも言えない表情の若い男性の肖像画(後で気づいたのだが男だと思っていたモデルは少女だった)と、12rooms 12artistsというコンセプチュアルな展示方針に現代アート鑑賞欲を大いに刺激されたのだ。

 

日曜早朝の東京駅に降り立つ私。

巨大なビルが立ち並ぶ通りには人がまばら。

日曜はいい天気で、閑静な街はとても気持ちが良かった。

 

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新しくなった東京駅内のステーションギャラリーに行く。

 

嬉しいことに非常に空いていて、とても鑑賞しやすいシチュエーションだ。

今日はツイてるぞ!

 

復元されたレンガ造りの建物自体が重要文化財であり、内装は創建当時の姿を維持している場所もある。

芸術を鑑賞するのにこれ以上ない環境だ。

東京ステーションギャラリー - TOKYO STATION GALLERY -

 

金融機関のUBSが所蔵するコレクションらしく、1960年代以降の変遷激しい時代に台頭したアーティストをフィーチャーしている。

 

世界的に有名ながら日本で観れる機会が少ないルシアン・フロイドやエド・ルーシェイなどの作品が目玉だ。

 

会場は光源を心持ち落としており、非常に鑑賞しやすい環境を整えてくれている。

 

かつ人も少ないため、じっくりと作品一つ一つを観ることができた。

 

近くで観てみたり、ちょっと離れた距離から全体を俯瞰して観てみたり。

 

しかし、作品もさることながら、このギャラリー自体がアートである。

作品と会場が一体となってひとつの巨大なアートとして成立しているというべきか。

 

1部屋ごとに1人のアーティストが展示されているという構成も面白く、飽きにくい。

 

私はルシアン・フロイドの素朴ながら精緻な描写、小沢剛の野菜と武器と美女というコンセプトの妙、陳界仁の映像作品のシュールさに深い感銘を受けた。

 

現実的な問題(仕事)を次から次へと処理しなくてはならない私は、普段アートから程遠い世界にいるが、こうしてゆっくりと時間を贅沢に使いながら芸術に向き合うことはまさに心に栄養を与える行為であり、新たな気づき・学びを与えてくれる機会である。

 

忙しい時ほど時間を作って絵画や音楽・映像などのアート、新しい刺激に触れることが重要だと感じたサンデイモーニングだった。

 

展示会を出たらちょうどお昼とき。

 

なんとなく入ったOAZOの中華料理屋の、マーラー刀削麺がすっごい美味しかった、、、

 

なんともザ・東京メトロな休日でした。

 

P.S. 話は変わるが、最近never young beachというバンドがすごい好きだ、、、

この夏ヘビロテになりそう、、

never young beach - どうでもいいけど(official video) - YouTube